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同時通訳・通訳教育学術シンポジウム@北京

10月17・18日の両日、以前にこちらで紹介したシンポジウムに参加してきました。

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今回は基調講演という大役を仰せつかり、多くの参加者の前でお話をさせていただきました。講演には日本語・英語・フランス語の同時通訳がつきました。通訳者は主に大学四年生。こうした会議は学生が通訳実習を行う絶好の機会です。あとで聞いたところによると、日中通訳は非常に出来がよかったそうです。

034 会場の様子

032 英・仏・日の同時通訳ブース

午後には「通訳者養成と通訳市場」に関するパネルディスカッションに参加し、パネリストとして日本の市場に関して簡単に紹介しました。

翌日は大学生通訳コンテストです。中国語の記事ですが、こちらに詳細が掲載されています。

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左はコンテストの審査会場。最前列は審査員席、その後ろは各大学の先生方や学生のために用意された聴講席です。選手は中・右の写真で示したブースに入って同時通訳を行います(逐次通訳コンテストは会場前中央の席に座ります)。言語は日本語・英語・フランス語で、それぞれA←→B双方向が審査されます。日・英は同時と逐次で二つのグループに分かれ、フランス語は逐次通訳のみでした。

同時通訳も逐次通訳も、選手は本番数分前に250字程度の概要を手渡され、その場で論旨の展開やキーワードに関する準備を行います。本番ではナチュラルスピードで録音された4分(1000字程度)の音声を聞いて通訳します。審査は「内容理解の正確さ・40点」、「表現力・30点」、「流暢さ・10点」、「アクセントとイントネーション・10点」、「通訳者としての資質・10点」の配点によって行われます。

午前に各グループ12名の選手が決勝進出をかけて争い、それぞれ上位6名が選ばれました。午後は決勝試合。各グループから選抜された特に優秀な選手が1位~3位を争います。

皆さん、大学生とは思えないパフォーマンスでした。優勝者は同時にせよ、逐次にせよ、プロ顔負けの出来で非常に感心しました。中国の学部ではかなり高い水準の通訳教育が可能であることがわかります。日本では英語でもここまでの実力を養成するのは難しいでしょう。ましてや日中通訳では学生の言語運用能力の面で限界があります。

最後は晴れがましい表彰式と優勝者挨拶で二日間の会議と通訳コンテストは幕を閉じました。

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